ブログ Blog
重要なのは興奮させないこと
これは、DOGS-LIFEのしつけ方教室でも松島トレーナーが良くおっしゃってることです。
犬のしつけというと、「おすわり」「まて」「ふせ」など、何かを教えることだと思われがちです。もちろん、それも大切なことです。
飼い主さんは、「おすわり」「まて」「ふせ」「おて」が出来る事を勝手に訓練が出来ている と勘違いしてしまいがちです。
しかし、重要なのは「犬を必要以上に興奮させないこと」なのです。
犬は興奮が高まると、周囲の状況を冷静に判断することが難しくなり、人の声や指示も届きにくくなります。
いつもと違う環境のイベントなどに行った際には、常に出来ている「おすわり」「まて」「ふせ」「おて」が出来なかったり、おやつを食べなくなったりと、する子もめずらしくありません。それはわんちゃんが興奮状態にあるからなのです。
興奮している時は、号令は耳に入りません。
人間も同じですが・・・興奮してる人に何を話しても無駄です。
例えば、散歩中に他の犬を見つけて吠える。人が近づくと興奮して飛びつく。こうした行動も、興奮が高まる前に落ち着けるようにしてあげることで、改善につながることがあります。大切なのは、興奮してから叱ることではなく、興奮する前に人が気づき、落ち着いた状態をつくってあげること。
これはトリミングでも同じです。
トリミング中、落ち着いて立っていられる犬、人に体を触られても安心していられる犬は、作業を安全に進めやすくなります。
反対に、興奮が強い状態では、犬自身にも負担がかかり、思わぬ事故につながることもあります。
トリマーさんでも無理やり犬を抑えて施術する方もいれば、興奮をさせないように扱うトリマーさんもいます。これもトリマーさんによって考え方は違うのです。
私は、いかに興奮をさせない、興奮状態になる前に仕上げる という事を心がけてます。日頃から鍛えられてる子なら別として、長時間のトリミングは窮屈感からのストレスからの興奮になりかねません。
そのような事も、しっかりと飼い主さんにお話ししたうえで、お好みのトリミングをしていく。さて、これについてはまた改めて。
犬が安心して落ち着ける環境をつくり、人と犬が互いに信頼できる関係を築くこと。初心に戻り、毎日の暮らしの中にこそ、本当のしつけがある。犬の仕事に携わる私自身も、この基本を忘れず、一頭一頭と向き合っていきたいと思います。
