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簡単に、楽になんてうまい話はなし
簡単に、楽になんてうまい話はなし
偶然の勝ちはあるが、偶然の負けはない
「簡単に」「楽に」「誰でも儲かる」そんなうまい話は、基本的にないと思っています。野球界の名将、故・野村克也氏の言葉として知られる、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉があります。
野球の世界の言葉ですが、これは仕事や経営にも、まったく同じことが言えるのではないでしょうか。たまたま売れた。偶然儲かった。
そんなことは確かにあります。
しかし、そこに明確なプロセスや理由がなければ、同じ結果を継続して出すことは難しいものです。反対に、なぜ売れなかったのか?
なぜ利益が出なかったのか?
そこには必ず何らかの原因があるはずです。
例えば、イベントに出店したものの、思うように売れなかった。「人が来なかったから仕方がない」私は、この考え方には少し疑問を感じます。それでは、あまりにも他力本願ではないでしょうか。
そもそも、そのイベントに出店する前に、どれだけのリサーチをしたのか。
イベントの企画内容、来場者層、集客力、過去の実績、開催時期や天候など。
事前に考え、準備すべきことはたくさんあります。
そして、もう一つ重要なのが、売上と利益は違うということです。
例えば、一日で3万円売り上げたとしても、人件費、水道光熱費、材料費、出店料などの経費が2万円かかれば、残る利益は1万円です。
一方、売上が2万円でも、経費がほとんどかからなければ、こちらの方が利益は大きくなります。
つまり、問題は「いくら売れたか」ではなく、「いくら利益を残せたか」なのです。もちろん、経費をかけずに売上を上げられれば理想的です。
しかし、何の準備も努力も投資もせず、継続して利益が出るほど、商売は甘くありません。偶然の売上はあっても、偶然の損失はない。損失には、必ず見直すべき原因がある。そう考えることが、次の仕事につながるのだと思います。そして、今年の私自身の最大の課題は、「コストをしっかり把握した上での適正な価格設定」です。
物価高騰、人件費の上昇、さまざまな経費の増加。これまでと同じ価格、同じ考え方では、仕事を続けていくことが難しくなる時代です。お客様に喜んでいただくことはもちろん大切です。
しかし、事業を継続するためには、適正な利益を確保することも経営者の責任だと思っています。売上だけに一喜一憂するのではなく、その中身をしっかり見つめる。そして、結果には必ず理由があることを忘れずに、日々の仕事に向き合っていきたいものです。さて、本日もありがたいことに、予定はぎっしり!忙しく仕事をさせていただけることに、感謝しかありません。ただし……
今の私に足りないものは、お金と体力(笑)
この二つも、偶然増えることはなさそうです。今日も一日、頑張ります!
