遺伝子検査について

遺伝子検査でクリアであれば、何も遺伝性の病気が発症されない というわけではありません。
下記の遺伝子検査の病気は、現在ラボで行われている遺伝子検査の病気についてです。
あくまでも両親からわかる遺伝的疾患の検査です。

アレルギー 癌系統などの遺伝が関与されていると言われがちな検査ではない事をご理解ください。
*先祖のどこか というもに関しては人間同様把握が不可能であります。

犬の主な単一遺伝子病

ここでご紹介する遺伝子病は、いずれも劣性遺伝であリ、アフェクテッドの場合のみ発症します。キャリアは発症することはありませんので、普通に飼育する上では何ら問題ありません。

●進行性網膜萎縮症(PRA)
徐々に網膜が委縮、変性し、発症から数か月〜数年で失明する眼疾患です。水晶体脱臼や緑内障を併発し、痛みを 伴うこともあります。発症した場合には、散歩の際、段差 や溝に注意する、家具の位置を変えない、等の配慮が必要 となります。多くの犬種で発症が確認されていますが、原因となる遺伝子変異が複数存在し、犬種ごとに異なり、発 症時期にも差が見られます。プードル、チワワ、ヨーキーなど多くの犬種が該当するPRCDの検査を行っています。

 

●フォンウィルブランド病(VWD)
怪我や手術の際に出血が止まりにくくなる病気で、コー ギーやドーベルマン、スタンダードプードルに多くみられます。VWDにはタイプ1〜タイプ3の3種類があり、タイプによって重症度に差がありますが、最も症状の軽いタイプ1のみ検査を行っています。

 

●変性性脊髄症(DM)
進行性の神経の病気で、後肢の麻痺から始まり、前肢まで麻痺が進むと歩行困難となります。最終的には頸部まで 麻痺が進み、呼吸困難となり、死亡します。8歳前後で発症し、2〜3年かけて症状が進行します。車いすを使用して運動させたり、床ずれを防ぐために定期的に寝返りをさせたり、食事の際には口元まで食べ物を持っていく等、発症した際の飼い主の負担は大きなものとなります。多くの犬種 で発症が確認されていますが、コーギー、シェパードで特に多くみられます。

 

●神経セロイドリポフスチン症(NCL)
本来分解されるはずの物質が、分解されずに体内に蓄積し、細胞の機能が破壊される「ライソゾーム病」の1種です。ボーダーコリーやチワワなどでみられます。運動障害や視覚障害、音や光 に対して過敏になる、てんかん発作などの症状が見られ、 末期には起立困難、嚥下障害を起こして死亡します。なお、チワワにおいては痙攣重積による突然死が多いと報告されています。1歳以降に発症し、多くは2歳までに死亡します。発症例は多くありませんが、発症すると必ず死亡する病気ですので、検査の必要性は高いと考えられます